家康と秀吉に見る遺訓の違い
久能山東照宮にある彩色がとてもきれいな狛犬です。
左側で口を閉じ角(つの)がある吽形(うんぎょう)が犬。
右側の角のない阿形(あぎょう)は獅子だそうです。
それにしても、東照宮は豪華です
天下統一をし、世界でも稀にみる
265年もの平和な江戸時代を築いて、神様にまでのぼりつめた
徳川家康の器の大きさが偲ばれます。
その家康が遺訓のひとつにこのようなものがあります。
人はただ 身の程を知れ 草の葉の露も重きは 落つるものかな
なるほど、分相応に生きるということが大切だなんだ・・・
と思いながら、ふと頭に浮かんだのが秀吉の辞世の句
露と落ち 露と消えにし我が身かな
浪速のことは 夢のまた夢
もしかして、豊臣政権が続かなかったのは、
秀吉の露が重くなりすぎたのだろうか。
それを皮肉って、家康が遺訓を詠んだのだろうか?
その真相は、謎である
~天然だしと乾物の松作商店~
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